農福マルシェに利用者さんと参加しました!

 大分県が主催する農福マルシェに利用者さん達と参加させて頂きました。

1月20日(土)・21日(日)の2日間、トキハわさだタウンの1階フェスタ広場にて開催されました。
「農福マルシェ」とは障がいのある人が農業を通して仕事の遣り甲斐を感じて頂きながら、収穫した農産物を販売したり、収穫した農産物を加工品として製造販売することで、社会との経済的な関わり合いを深めていくイベントです。

2018年10月10日に合同会社リ・ボーンにて鉄輪本舗事業部を起ち上げて、5年半が経とうとしています。
当初は別府・鉄輪の施設内で栽培する『桃薫』という苺の規格外品を活かすために温泉水・温泉蒸気を利用して作り始めた
果実酢=ビネガーを製造しておりましたが、今では規格外の完熟かぼすや南高梅などもラインナップに加わりました。

その他、ビネガーに漬け込んでいた果実をドライフルーツにしたり、そのドライフルーツをチョコレートやケーキなどのスウィーツに三次加工することで商品のラインナップも増え、県内では『トキハデパート』や『フェリーさんふらわあ』、道の駅各店舗などで展開出来るようになってきております。

こうした企業との取引を通して、食品の安全衛生を守ることの重要性を作り手である利用者の皆さんにしっかりと指導していくことがとても大切でした。事業開始当初はなかなかHACCPなどの衛生管理が進まず、販売網の構築も企業との信頼性も脆弱なものでしたが、県内でも大きな企業との取引に際し是が非でも守るべき取組みであるため、何度も何度も繰り返し指導を試みることで、
施設内の整理整頓清掃から製造の基本ルールまでを習得していける利用者さんが増えてきました。

そうしたなかで、商品を販売したり告知活動をする利用者さんも少しづつ増えてきております。
施設を出てイベント会場でお客さまの接客をするという行動はなかなか緊張するもので、積極的に販売や説明をしたいと思う利用者さんは事業設立当初はあまり居ませんでした。

しかしながらイベント出店も年間で10数回に上るようになり、鉄輪本舗のイベント出店が定着するにつれて、イベントの準備からセッティング、試飲の準備をはじめとし、実際にお客様に直接商品の説明や販売を出来る利用者さんも増えてきました。
お客さまも色々な方がいらっしゃるので、緊張したり疲れることもありますが、ひとつひとつ丁寧な接客を学ぶことで、商品が売れた時の喜びや遣り甲斐はとても大きなものとなり、またイベントに参加したい!と思う利用者さんも少しづつ増えてきております。

今後も収穫から製造そして販売に至るまで、利用者さんと共にチャレンジすることを大切に、代表者の信念である「そうだ!いっしょにやろう!!」を常に心がけながら事業の発展に取り組んで行こうと考えております。